
人間の不器用な思考と、AI の固定的な思考。その連鎖を微分方程式で描いた、1本の思考でできた脳。
「t_okugawa」は、私がインターネット上で使っている名前です。はじめての作品に、この名前をそのまま付けました。
画面の青い点は、すべて1本の思考の連鎖です。点は微分方程式にしたがって、一歩ずつ次の位置を決めていきます。次の一歩は、いまの一歩から生まれます。
向きを決める力は2つあります。ひとつは人間の思考。渦を巻き、回り道をし、ときどきよろめく、不器用な流れです。もうひとつは AI の思考。そのときの地形の勾配にしたがって、いちばん近い答えへまっすぐに下っていく、固定された流れです。
点は束になって考えます。AI の力が勝つところでは束は細く収束し、人間の力が勝つところでは広がって迷います。答えにたどり着くと、その答えは少しずつ浅くなり、思考はまだ考えたことのない場所へ移っていきます。地形が変わっていくので、AI がたどり着く答えも、そのたびに変わります。地形の窪みは25。私が育った瀬戸内海の上島町の、島の数です。
思考は脳の輪郭の手前で押し戻されます。輪郭を描いたのは、思考そのものです。人間と AI、どちらか一方だけではこの形になりませんでした。この形を AI との対話を重ねて設計したこと自体も、この作品の一部です。
Details
部分



Inquiry
この作品について
ご購入、プリント、展示、コミッションのご相談は、メールでお問い合わせください。形態・価格・内容は、ご希望をうかがったうえで個別にご提案します。