白い紙の上に、青い点の連なりが人間の脳の横顔を描いている。右下に点で描かれた Toma Okugawa のサイン。

Works

t_okugawa

制作年
2026
技法
ジェネラティブアート(点描)
サイズ
1:1(マスター 5400 × 5400 px)

人間の不器用な思考と、AI の固定的な思考。その連鎖を微分方程式で描いた、1本の思考でできた脳。

「t_okugawa」は、私がインターネット上で使っている名前です。はじめての作品に、この名前をそのまま付けました。

画面の青い点は、すべて1本の思考の連鎖です。点は微分方程式にしたがって、一歩ずつ次の位置を決めていきます。次の一歩は、いまの一歩から生まれます。

向きを決める力は2つあります。ひとつは人間の思考。渦を巻き、回り道をし、ときどきよろめく、不器用な流れです。もうひとつは AI の思考。そのときの地形の勾配にしたがって、いちばん近い答えへまっすぐに下っていく、固定された流れです。

点は束になって考えます。AI の力が勝つところでは束は細く収束し、人間の力が勝つところでは広がって迷います。答えにたどり着くと、その答えは少しずつ浅くなり、思考はまだ考えたことのない場所へ移っていきます。地形が変わっていくので、AI がたどり着く答えも、そのたびに変わります。地形の窪みは25。私が育った瀬戸内海の上島町の、島の数です。

思考は脳の輪郭の手前で押し戻されます。輪郭を描いたのは、思考そのものです。人間と AI、どちらか一方だけではこの形になりませんでした。この形を AI との対話を重ねて設計したこと自体も、この作品の一部です。

Details

部分

部分:前頭葉のあたり。束になった点が広がり、ところどころで固く結ばれている。
部分:脳の中央。細い点の帯が、脳のしわのようにうねっている。
部分:点で描かれたサイン Toma Okugawa。

Inquiry

この作品について

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